このところ、世界の株式市場でAI(人工知能)への不安がきっかけとなる大規模な売りが発生しています。とくに商業不動産業界では、株価が急落し、数十億ドル規模の含み損失が出る事態になりました。
🏢 商業不動産株が急落
世界最大級の不動産仲介会社であるCBREの株価は、2日連続で大きく下落し、最大15%の急落になる場面もありました。これにより、2日間で約120億ドル(約1.7兆円)もの企業価値が消失したとされています。
また他の大手企業も売られ、次のような下落が起きています👇
JLL:最大14%安
Cushman & Wakefield:13%安
Colliers、Newmark:各11%安と大幅下落
🧠 なぜ“AI不安”で株が売られたのか?
今回の下落は、業績の悪化が原因ではなく、投資家の「AIによって不動産市場の将来が変わるのではないか?」という恐怖心が引き金になっています。とくに次のような懸念が強まっています👇
✔ AIによるオフィス業務の自動化が進み、
➡ 人の働き方が変わる → オフィス需要が縮小するかも?
✔ AIが不動産仲介の役割を奪い、
➡ 従来のビジネスモデルが薄れる懸念
このように業界構造そのものが変わるのではないか?という不安が株価を直撃しています。
📊 それでも現場は楽観的?
一方で、CBREのCEOは「AIは人間を完全に置き換えるものではない」とコメント。
人間の判断力や交渉力といった部分は、AIでは代替しきれないとの見解を示しています。さらに、AIを活用して効率を高め、サービスの価値を上げる方向で取り組んでいくと語っています。
✨ 今日のまとめ
今回の株価急落は、数字だけを見ると衝撃的ですが、実際はAIによる恐怖感が市場に先行した“心理的要因”が大きいといえます。
短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、AIと共存して進化する不動産ビジネスの姿を捉えることも重要ですね。