〜シアトルからボストンまで、再び拡大モードへ〜
日本発のファッションブランド「ユニクロ(Uniqlo)」が、アメリカ各地で11店舗の新規出店を発表しました。
今回の出店は、シアトルからボストンまで全米を横断する形で、ニューヨーク市内4店舗(マンハッタン3・ブルックリン1)をはじめ、シカゴ2店舗、ボストン、ワシントンD.C.、メリーランド、そしてシアトルエリアにそれぞれ1店舗ずつ開設する予定です。
新店舗のオープン時期は2026年春から夏にかけて。
シカゴの「マグニフィセント・マイル」やサンフランシスコの「マーケット・ストリート」など、かつて2021年に閉店した旗艦店エリアにも再出店する計画です。
ワシントンD.C.では、ジョージタウンのMストリート沿いに旧J.Crew店舗跡地を活用するとのこと。
🏙️アメリカ展開を加速、目標は2027年までに200店舗
ユニクロは2024年4月にもカリフォルニア州6店舗・テキサス州5店舗の出店を発表しており、今回の発表で勢いはさらに増しています。
現在、ユニクロは世界で2,495店舗、アメリカ国内では78店舗を展開中。
2023年10月時点では53店舗だったため、1年で約1.5倍に拡大した計算です。
ユニクロUSA CEOの新藤義秀氏は「2027年までに全米200店舗体制を目指す」と語っています。
💰世界売上は約2.6兆円(=約173億ドル)
ユニクロを運営するファーストリテイリング(Fast Retailing)の昨年度の売上は2兆6,000億円(約173億ドル)。
アメリカ市場では、トランプ政権下での関税政策の影響を受け、価格改定を検討しているとの報道も。
ファーストリテイリングUSA CEOの岡崎健氏は、「2025年秋冬から米国での価格引き上げを予定している」とコメント。
ユニクロ製品の多くは南アジア・東南アジアで生産されており、コスト上昇や為替動向が今後の価格設定に影響を与えそうです。
✨アメブロまとめコメント
アメリカ市場でのユニクロの再拡大は、「脱ファストファッション」から「上質・機能性ブランド」へ進化する流れの中で注目を集めています。
ニューヨークやシカゴといった大都市での再出店は、ブランド復権の象徴となりそうです。