スウェーデンの家具大手 イケア(IKEA) が、ニューヨーク・マンハッタンのソーホーにある商業ビル 529 Broadway を取得しました。
💰 取引額
イケアはこの物件を 2億1,300万ドル(約3,131億円/1ドル=147円換算) で購入。
これは、2012年に同ビルが 1億4,700万ドル(約2,161億円) で取得された価格を大幅に上回ります。
🏢 物件概要
- 所在地:529 Broadway, SoHo, New York
- 入居テナント:ナイキ(Nike)旗艦店(2022年時点で契約残存10年以上)
- 特徴:安定収益が期待できる一等地の収益物件
🌍 IKEAのNY戦略
- 570 Fifth Ave. 再開発プロジェクト で、 8万SF(約7,400㎡)の大型店舗 を出店予定。
- こちらには 2億9,200万ドル(約4,295億円) を投資。
- 今回のソーホー物件取得と合わせて、マンハッタン中心部での出店攻勢を強化。
💡 市場動向と背景
売主のジェフ・サットン氏は、ここ数年で所有物件を相次ぎ売却。
- 2023年末〜2024年初にかけて 約20億ドル(約2兆9,400億円) を売却。
- その一環で、ケリング社(グッチ、バレンシアガの親会社)に9億6,300万ドル(約1兆4,160億円) で物件を売却。
✨ まとめ
IKEAは従来の郊外型店舗に加え、都市型出店モデル を加速中。
ソーホーの取得はブランド戦略の一環であり、今後もニューヨークでのプレゼンス拡大が見込まれます。