アメリカ全土で、ホテルオーナーや運営者が新規開発や投資にブレーキをかけています。
背景にはコスト高騰・需要低迷・人材不足といった課題が重なっているようです。
米ホテル協会調査によると、全米のホテル経営者の間で新規開発や投資を見直す動きが広がっています。
📊 調査結果のポイント
- 32%:新規開発を延期
- 24%:新規プロジェクトを縮小
- 8%:投資を拡大中
- 8%:計画そのものを完全に中止
背景には、宿泊需要の鈍化があります。レジャー宿泊は30%減少、ビジネスや団体旅行、政府関係の利用も15〜17%減少とのことです。
💡 実際、全米約400人のホテルオーナー・運営者が回答し、需要減少とコスト高に直面している実態が浮き彫りになりました。
さらに、STR社やHotel Diveのレポートによると、高級ホテルだけがRevPAR(客室収益)を維持している一方、その他のセグメントは横ばいか減少傾向。主要ブランド(ヒルトン、インターコンチネンタル、チョイス、ウィンダム)も米国内では収益減少を発表しています。
✍️ まとめ
ホテル業界は、旅行需要の揺り戻しがある一方で、金利上昇や人件費高騰が足かせとなり、投資を控える動きが加速しています。2026年以降の供給不足につながるリスクもあり、今後の動向に注目が必要です。