実は先週の火曜日から虫垂炎になり、現在は通院で点滴と薬による治療を続けています。幸い破裂はしていないので入院・手術には至っていませんが、この経験をきっかけに「もし日本とアメリカで虫垂炎になったら、治療費はどのくらい違うのか?」を調べてみました。
日本での虫垂炎の治療費(健康保険適用)
日本では国民皆保険制度があるため、自己負担はとても少なく抑えられています。
- 手術費用の総額(保険点数ベース):40〜60万円前後
- 健康保険3割負担の場合:12〜18万円程度
- 入院日数や薬剤使用によって多少変動
- 高額療養費制度を使えば、さらに自己負担は減少
つまり、日本で虫垂炎になって手術+入院しても、数十万円で済むケースがほとんどです。
アメリカ・ロサンゼルスでの虫垂炎治療費(保険なしの場合)
一方、アメリカには日本のような公的医療保険がありません。民間保険がなければ、全額自己負担になります。
- 軽症・破裂なしの場合:US$10,000〜US$30,000(約150万〜450万円)
- 破裂して腹膜炎などを伴う場合:US$30,000〜US$60,000(約450万〜900万円)
- 重症・合併症ありでICU治療が必要な場合は1,000万円超も珍しくない
アメリカでは、検査(CT・血液検査など)、麻酔、手術費用、入院費、薬剤費などすべてが高額で、しかも救急搬送から夜間手術となれば、さらに費用は跳ね上がります。
日米比較まとめ
- 日本:健康保険があるので、自己負担はおおよそ10〜20万円
- アメリカ(ロサンゼルス):保険なしなら数百万円〜1,000万円超のリスク
同じ病気でも、国によってここまで医療費が違うというのは驚きですね。
アメリカ在住の方や、長期滞在される方は「海外旅行保険」や「医療保険」の重要性を改めて感じるのではないでしょうか。