全米150都市を対象に賃貸需要を分析したRentCafeの最新調査によると、2025年上半期の賃貸需要ランキングで、前年同期間に比べ15都市が新たにトップ30入りしました。
主な新規ランクイン都市には、カンザスシティ(MO)、ロサンゼルス(CA)、ラスベガス(NV)、セントポール(MN)、グランドラピッズ(MI)、アマリロ(TX)、ロングビーチ(CA)、ニューオーリンズ(LA)、フォートローダーデール(FL)などが含まれます。
📊 2025年上半期 全国トップ10都市
- ワシントンD.C.(前年より5ランクアップ)
- カンザスシティ(MO)(+70ランクアップ)
- シンシナティ(OH)(+10)
- ミネアポリス(MN)(−3)
- アトランタ(GA)(−2)
- シカゴ(IL)(+9)
- ロサンゼルス(CA)(+44)
- フィラデルフィア(PA)(+1)
- ラスベガス(NV)(+86)
- セントポール(MN)(+24)
📍地域別の特徴
- 南部:トップ30のうち14都市がランクイン。特にアマリロ、ニューオーリンズ、ルイビルが注目。
- 中西部:9都市がランクインし、そのうち4都市はトップ10入り。
- 西部:6都市がランクイン。ラスベガスとロサンゼルスの急上昇が目立つ。
- 北東部:わずか1都市のみ。
🔥 ロサンゼルス急上昇の背景
ロサンゼルスは山火事で住居を失った住民の住宅探し需要により、前年から大幅ランクアップ。特にイーストLA、ロングビーチ、フェニックスからの検索が増加しました。
💡 その他注目ポイント
- アマリロ(TX)は前年から176%需要増で15位に急上昇。
- 都市圏外からの需要流入が顕著で、ラスベガスはロサンゼルス・フェニックス・デンバーからの移住需要が増加。
- カンザスシティは手頃な家賃、新たな雇用市場、再開発が人気の背景に。
📌 まとめ
今回のランキングは、都市の賃貸需要は災害・経済環境・再開発など外部要因で大きく変動することを示しています。特に西部ではロサンゼルスとラスベガスが急成長中で、今後の投資・賃貸市場動向にも注目です。