価格上昇トップはまさかのウェストパームビーチ
~レッドフィン 最新レポート(2015–2025)~
アメリカの高級住宅(Luxury Home)市場で、この10年で最も値上がりした都市はどこだと思いますか?
答えは…フロリダ州ウェストパームビーチ(West Palm Beach)!
レッドフィンの新レポートによると、ウェストパームビーチの高級住宅価格は
➡ 10年で+187.3%
➡ 中央値:404万ドル(約6億3,000万円)※1ドル156円換算
なんと全米平均(+82.5%)の 2倍以上 という驚異的な伸びを記録しています。
🌞サンベルト(Sun Belt)が高級住宅市場を席巻
この10年で最も伸びた都市の多くは、フロリダ・テキサス・アリゾナ・テネシーなどのサンベルト。
上昇率ランキング上位は以下の通り:
🥇1位:ウェストパームビーチ
+187.3% → 404万ドル(約6.3億円)
🥈2位:ナッシュビル
+171% → 213万ドル(約3.3億円)
🥉3位:フェニックス
+165.7% → 199万ドル(約3.1億円)
4位:ラスベガス
+161% → 157万ドル(約2.45億円)
5位:マイアミ
+148% → 431万ドル(約6.7億円)
続く上昇都市:
- オーランド
- シアトル(+127.1% → 309万ドル)
- デンバー(+126% → 195万ドル)
- タンパ(+122% → 144万ドル)
- シャーロット(+121% → 166万ドル)
全都市で二桁の大幅上昇を記録しています。
🗽一方で“伝統の高級都市”は伸び悩む
かつてアメリカの富裕層が集中していた東海岸・中西部の一部都市は、比較的伸びが鈍い結果に。
伸びが小さかった都市
- ニューヨーク:+15.4% → 414万ドル
- ヒューストン:+49.8%
- ニューアーク:+55.9%
- ピッツバーグ:+50%台
- シカゴ:+50%前後
サンフランシスコは依然として アメリカで最も高額(644万ドル) を維持していますが、上昇率は +57.8% と控えめ。
💰最大の“値上がり金額”はアナハイム
カリフォルニアのアナハイムは、
➡ 2015年から+260万ドル(約4.05億円) 上昇
金額ベースでは全米1位レベルの伸びとなりました。
🌍富裕層はどこへ向かっているのか?
10年で「富の地図」が書き換えられた理由
富裕層の移動ははっきりと「南」へ。
レッドフィンは以下の理由を挙げています:
✔ 州税の低さ(フロリダ・テキサスは所得税ゼロ)
✔ リモートワークの普及で都市中心部に住む必要が減少
✔ 大きな住宅と温暖な気候を求める“ライフスタイル型移住”
✔ 投資家の資金が流入しやすい成長市場
特に、
- フェニックス
- ラスベガス
は、ランキング順位が 10年で+15ランク も上昇し、「新しい高級住宅市場」として存在感を急拡大。
逆に、ヒューストンは15位後退 し、「富のトレンド」が完全に変わってきていることが分かります。
🧭まとめ:高級不動産の中心地は“海岸部”から“サンベルト”へ
今回のデータから分かるポイントは以下:
✔ 高級住宅価格の伸びはサンベルトが圧倒的
✔ 富裕層の移住・投資資金が南部へ集中
✔ 従来の高級都市(NY/Chicago/SF)は伸び鈍化
✔ 気候・税制・生活コスト・リモートワークが価格を左右
アメリカの高級不動産市場は、「ニューヨーク・シカゴ」から「フロリダ・アリゾナ・ネバダ」へ“富の地図”が塗り替えられつつあります。
日本からの投資検討においても、これらの価格上昇トレンドは要チェックの指標となりそうです。