🏡 全米不動産業者協会(NAR) の最新発表によると、2025年8月の中古住宅販売件数は 年率換算400万戸 と、前月比▲0.2%、前年同月比+1.8%で横ばいとなりました。
📊 主なポイント
- 販売件数:400万戸(季節調整済み、年率換算)
- 価格:中央値 $422,600(約6,210万円/1ドル=147円)、前年比 +2%
→ 26か月連続で前年同月比プラス - 供給:前月比▲1.3%、前年比 +11.7%
→ 今年初めての月次減少 - 市場滞留日数:平均31日(前年同月は26日)
💰 高額物件が堅調、低価格帯は苦戦
- 100万ドル以上 の住宅販売:前年比 +8%
- 10万ドル未満 の住宅販売:前年比 ▲10%以上
ラリー・ユンNAR主席エコノミストは「記録的な株高や住宅資産の増加が高額帯の取引を支えている一方で、低価格帯は在庫不足が深刻」と分析しています。
🏘️ 地域別動向
- 中西部:最も堅調(全米中央値より22%安価で「手頃感」あり)
- 北東部:最も弱含み
🏦 購入者の特徴
- 初めての住宅購入者:28%(歴史的に低い水準)
- 現金購入者:28%(前年26%から増加)
🔑 まとめ
- 高金利と在庫不足が市場を抑制
- 一方で高額帯の住宅取引は株高・資産効果で活発
- 中古住宅価格は 2年超にわたり上昇継続