元Google CEOのエリック・シュミット氏と妻ウェンディ氏が、ロサンゼルスのホルムビー・ヒルズ地区にある名邸「The Manor(ザ・マナー)」を**1億1,000万ドル(約161億7,000万円)**で購入しました。
この物件は1990年前後にテレビプロデューサーのアーロン・スペリング氏のために建てられ、ホワイトハウスよりも広い敷地に、ボウリング場、ワインセラー、美容室、マッサージ&タンニングルームなどを備えたフランス風シャトー様式の超豪邸です。
💡 購入の背景:非営利活動の拠点として
夫妻はこの物件を個人住宅として所有しつつも、ロサンゼルスの文化団体や非営利法人とのミーティング・イベントの拠点として活用するとのこと。
実際に彼らは、ロサンゼルス現代美術館(MOCA)と協働し、「Eric and Wendy Schmidt Environment and Art Prize」を創設するなど、地域活動に積極的です。
💰 売却価格とリノベーション計画
「The Manor」は以前、1億3,750万ドル(約202億円)で売り出されていたものの、価格調整を経て今回の取引に至りました。
前回の売却は2019年、F1王室とも言われるペトラ・エクルストン氏による約1億2,000万ドル(約176億円)での購入でした。
今回の取引後、シュミット夫妻は「594」という名称で呼び、間取りの簡略化と省エネ性能の向上を目的とした大規模リノベーションを計画しているとのことです。
⚠️ 売却までのトラブル
売主である「594 Mapleton LLC」は、偽造された所有権移転書類(詐欺ディード)が郡に記録されてしまったという事態に巻き込まれており、法的手続きを経てようやく権利関係を整理できたといいます。
🏡 高級不動産市場の今
ロサンゼルスの高級不動産市場は、山火事や富裕層の他州移住の影響で全体的に取引が鈍化している一方で、超高級ゾーンでは依然として大口の取引が継続中。
今年だけでもテック起業家のルーシー・グオ氏がハリウッドヒルズに2,950万ドル(約43.4億円)の新築邸宅を購入、
昨年はオークリー創業者のジェームズ・ジャナード氏が、マリブ邸宅を2億1,000万ドル(約308億円)で売却し、過去最高額を記録しました。
✨ まとめ
✔️ 購入者:エリック・シュミット氏(元Google CEO)夫妻
✔️ 購入価格:$110,000,000(約161億7,000万円)
✔️ 物件名:「The Manor」→「594」に改称予定
✔️ 活用目的:地域非営利団体との会合・イベント拠点
✔️ 敷地:ホワイトハウスを超える広さ、豪華設備多数
✔️ 市場背景:価格調整の中でも希少な一流物件への投資が活発