南カリフォルニアの小売店舗不動産マーケットでは、深刻な供給不足が続いており、既存物件の価値が急上昇しています。
新規供給がほとんどない中、高品質な物件には投資家から強い需要が集まり、“プレミアム投資先”として大きな注目を集めています。
🔍 供給不足の背景
- この3年間、新規開発よりも解体が多い
例:サンディエゴでは2020年以降に300万平方フィート超の小売店舗が解体済み - 老朽化施設の再開発が進行
古いショッピングモールや大型店舗が、住宅との複合用途開発や賃貸戸建て開発へ転用 - 空室率が極めて低い
オレンジカウンティ・サンディエゴともに空室率4%以下
📈 投資動向と賃料の上昇
- 2025年Q1の売買取引額:
南カリフォルニア全体で約26億ドル(約3,770億円)
全米では**98億ドル(約1.4兆円)**に達し、2022年以来の活況 - 投資利回り(リターン):
小売店舗不動産が最も高く、9.4%のコア投資リターンを記録 - 家賃上昇率:
- オレンジカウンティ:前年比+4.5%
- サンディエゴ:過去5年間で+18.4%
※1ドル=145円換算
💡 今後の注目ポイント
- 空室が少なく、既存物件が希少資産に
- スーパー・飲食・サービスなど生活密着テナントが安定収益源
- 老朽化施設を再開発し、さらなる価値創出も可能
✍️ アメブロ向けまとめ
- 南カリフォルニアの小売店舗不動産マーケットは、供給不足と高需要のバランスでプレミアム価値を創出中
- 投資利回りが高く、魅力的な投資先として脚光を浴びている
- 今後も優良立地・安定テナントを備えた物件に注目が集まる見通しです