全米で約64,200戸の「Build-to-Rent(BTR)」賃貸戸建てが建設中。この建設ブームをSun Belt(南部・西部地域)が大きくけん引していることが明らかになりました
🌞 全米BTR住宅現況
- 全体戸数:約64,200戸が2027年末までの完成を目指し建設中
- Sun Belt比率:約36,840戸(約57.4%)
- 西部地域:19,413戸(約30.2%)
- 中西部&北東部:それぞれ5,831戸(9.1%)、2,117戸(3.3%) globest.com。
📌 都市別BTR戸数ランキング
順位都市建設中戸数1位フェニックス約11,500戸(全米の約18%)2位ダラス約5,500戸3位ヒューストン約4,470戸その他オースティン(3,734戸)、アトランタ(2,827戸)、フォートワース(2,687戸)、タンパ(2,559戸)、シャーロット(1,202戸)、デンバー(1,182戸)、サンアントニオ(1,147戸) |
---|
📈 セクター別背景と市場トレンド
- BTR市場の成長:2020年以降、BTR戸数は約10万7千戸 → 21万7千戸へと急増、5年で倍増
- 2024年完成ペース:39,000戸(前年比+15.5%)
- 建設の減速兆候あり:新規プロジェクト数は減少傾向だが、計画中案件7,500戸超で勢いは継続中 。
💡 なぜSun Beltなのか?
- 人口増&転入が加速
南部・西部への企業移転&リモートワーカーの流入が後押し 郊外開発に適した環境で、戸建賃貸型住宅(BTR)との相性抜群 - 土地・規制制約が少ない
- 供給抑制の兆し
過剰供給による賃料・空室圧力も一巡へ。安定期に向かうフェーズ - 投資機会と収益性
高需要&インフラ整備済み地域で、投資家の出動チャンス増加。
- 全米で6万4千戸のBTR建設中、うち半数以上がSun Beltで進行中
- 人口・政策・規制環境すべてがマッチした地域性が要
- 供給調整と安定期に向け、次フェーズの収益機会に着目